■ホバーアンビュランス(カタツムリ型)

■テクニカルデータ■
全高:94.5m
全長:49.5m
重量:2700.0t
最高速度:420km/h
主な装備:マルチセンサー、広帯域対応高性能通信システム、メディカルユニット

■機体解説■
多種多様なゾイドが自然に近い環境で公開展示されているテーマパーク「Z−ZOO」においては、ゾイドの健康状態を常に最適な状態に保つために多大な努力が払われている。それを端的に示すのが、専属の医療チームの存在である。
園内のゾイドの殆どは、野生体ではなく、人の手によって種々の改良、改修、改造を施された機体であるため、野生体には無い様々な機能や能力を有する反面、自然治癒力が大幅に低下しており、ちょっとした病気や怪我であっても放っておけば大事に至る可能性が高いとされる。また、人によって付け加えられた部品や改修箇所には、ゾイド本来の自然治癒力は及ばないため、人の手による修復が欠かせない。そうした事情により、ゾイドが病気になったり、怪我をした場合には、なるべく早い段階で適切な処置を講じることが必要不可欠となる。
そのため、Z−ZOOの医療チームには、現場で応急処置や簡単な治療行為を行うことのできる人員および設備と共に、広大な園内の任意の場所へ迅速に展開する能力が求められることになった。そうした、時に「特殊部隊並み」とも形容される緊急展開能力を実現するためにZ−ZOOが導入したのが、ホバーアンビュランスである。
ホバーアンビュランスは、共和国軍の機動補給基地「ホバーカーゴ」をベースに、Z−ZOO整備班が独自の改修を施したゾイドである。
両機のシルエットは酷似しているが、ホバーアンビュランスには武装が搭載されておらず、代わりにパトライトが追加されているという点に差異を見出すことができる。そのため、ホバーアンビュランスに単独での戦闘力は無い。戦闘による被害が想定される状況下において運用される場合には、パトロールゾイド部隊の警護を受けることが前提となっているのである(フレアとスモークディスチャージャーを搭載しているという説もあるが、Z−ZOOは機密事項に該当するとして、装備詳細に関する情報公開を行っていない)。
ホバークラフトによる不整地踏破能力の高さ、戦闘ゾイド一個中隊を二週間にわたって行動可能とするだけの物資を積載可能なペイロード、巨体に見合わぬ高速性能……等々により、ホバーアンビュランスは医療チームにとって不可欠な存在となっている。そして、今後も長期にわたってZ−ZOOにとって重要な存在であり続けるだろう。


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